欠損してしまった歯を補うための治療方法として、その優れた審美性や機能性・安定性など様々なメリットがある「インプラント治療」。
しかし近年では、その普及とともに治療の失敗などのトラブルも増加しており、インプラント治療の失敗が原因となって死亡にまで至ってしまうという痛ましい事故も起きている事をご存知でしょうか?
様々なメリットがあるインプラント治療を安全に受けるためには、治療の失敗例に学び正しい知識を得ることが重要である事は言うまでもありません。 実際に、歯科医師のブログやコラム記事などではインプラント治療の失敗について様々な実例をもとに取り上げられており、ブログ記事などを通じてインプラント治療の失敗や事故について詳しく学ぶことができます。
インプラント治療とは?
インプラント治療の失敗や事故について学ぶ前に、インプラント治療そのものについて改めておさえておきましょう。 歯科治療における「インプラント治療」とは、チタンやチタン合金などの金属・セラミック・ジルコニアなどの様々な素材で作られた人工の歯根をあごの骨に埋め込み、人工の歯を被せる事によって欠損してしまった歯を補う治療となります。
インプラント治療のメリット
このインプラント治療には優れた審美性や機能性・安定性など様々なメリットがあることに加えて、ブリッジを使用した治療とは異なり周囲の健康な歯を削る必要がないという大きな利点があります。 さらに、まるで自分の歯のような自然な噛みごこちもインプラントの大きな魅力であり、人気をあつめるポイントであると言えるでしょう。 これらのインプラントについての基礎的な知識は、当ブログ内記事の 【インプラント素材の種類とメリットやデメリットを徹底解剖】 や【インプラントの手術!?知っておきたいインプラントの基礎知識!】などでより詳しく解説していますので、あわせてお読みいただく事でよりインプラント治療に対する知識を深めていただけるかと思います。
インプラント治療のデメリット
このように様々なメリットがあり魅力的な治療方法であるインプラント治療ですが、 ・人工歯根を埋めるための外科手術が必要となる ・自由診療となることによる費用負担の大きさ ・治療の失敗リスクがある などの見過ごすことのできないリスクがあることも忘れてはいけません。 メリット・デメリットの両面について正しく知識を深めることが、適切なインプラント治療へとつながることでしょう。
インプラント治療の失敗リスク
インプラント治療についての基礎的な知識をおさらいしたところで、ここからは本記事タイトルどおりインプラント治療の失敗や事故についてご紹介していきましょう。 先に述べたとおり、インプラント治療の失敗例は歯科医師のブログやコラム記事などで実例をもとに取り上げられており、ブログ記事などを通じて詳しく学ぶことができます。 それでは以下に、インプラント治療のさまざまな失敗例について、歯科医師のブログやコラム記事などを参考にご紹介してまいりたいと思います。
インプラント治療の主な4つの失敗リスク
「トップスデンタルクリニック」の雨森洋貴院長の監修による本ブログ内記事の、を参照すると、インプラント治療の失敗リスクとして、 ・神経損傷 ・体内への異物混入 ・術後感染 ・大量出血 という、4つのリスクが懸念されることがわかります。 それでは以下に、このインプラント治療における4つの失敗リスクとその対策方法について医師のブログ記事などを参考に解説してまいります。
神経損傷のリスクと対策
神奈川県にある「ORCインプラントクリニック大磯 ザイゴマインプラントセンター」のホームページ内にある歯科コラムの、 【インプラント術後痺れが残った場合|神経が傷ついたら回復するのか】という記事を参照してみましょう。
この記事によると、下顎の骨のなかには「下顎管」と呼ばれる動脈や静脈に加えて、唇をはじめとした口のまわりの感覚を司る神経が通っている管があり、この下顎管が手術の際に器具や出血などによって圧迫されることによって唇が痺れるなどの症状へとつながるリスクがあることがわかります。
さらに、人工歯根やドリルなどでこの下顎管を傷つけてしまった場合には症状が何ヶ月も続いたり、完全に元の感覚に戻らないなど深刻化してしまうおそれもあるようです。
このような場合には、投薬治療やインプラントを摘出することなどの対処がおこなわれますが、そもそもこのような事故が起きないように治療を行う前の対策が重要である事は言うまでもないでしょう。
さらに記事を読み進めると、下顎管の状態を3次元の映像でしっかりと確認できる「CT撮影」を適切におこなう事がリスク軽減へとつながる事が述べられています。
したがって、CT撮影を導入している歯科医院でのインプラント治療が、神経障害を避けたい場合には無難であると言えるでしょう。
異物混入のリスクと対策
兵庫県にある「共立歯科」のホームページ内にある記事の、 【インプラント】 の項目内にある【清潔環境下での手術】という項目を見てみましょう。
これによると、インプラント治療は生体に人工物を埋め込む治療であるがゆえ外来異物の混入が治療の失敗に結びつく恐れがあり、浮遊物の飛散などを防止するために清潔環境下で手術がおこなわれる事が重要であることがわかります。
この事から、インプラント治療における異物混入の事故の防止のためには、手術環境をはじめとした院内設備が重要であると言えるでしょう。
術後感染のリスクと対策
広島県にある「ナタリーデンタルクリニック」のホームページ内にある記事の、 【インプラントの失敗の原因は?】を読み進めますと 【インプラント体の細菌感染】という項目を読む事ができます。
ここでは、悪化すると歯がグラグラになって抜け落ちてしまう「歯周病」と同様に、インプラント体が細菌に感染することによって「インプラント周囲炎」となってしまい、最悪の場合にはインプラントを支える骨が破壊されインプラントが抜け落ちてしまうケースがあることがわかります。
インプラント周囲炎のリスクへの対策としては、清潔な手術環境や治療器具の滅菌などの徹底的な院内感染の予防をおこなっている歯科医院を選ぶことに加えて、術後のメンテナンスをしっかりおこなう事が重要となります。
命に関わる「大量出血」のリスクと対策
福岡県にある「たかた歯科医院」のホームページ内にある記事の、【インプラントの主な失敗4つとその原因、実際に起きた死亡事故について】を読み進めますと、【インプラント治療による死亡事故とは】という項目を読む事ができます。
ここでは、インプラント治療の手術中に動脈を損傷してしまい、適切に対処できなかったことによって窒息による死亡事故を引き起こしてしまった痛ましい実例が取り上げられています。
さらにこの項では、インプラント治療における動脈の損傷は命に関わる問題であり、CTによる検査を行わなかったことが事故の背景にあると指摘されています。
この事からも神経損傷のリスクと同様に、CT撮影を導入している歯科医院を選ぶことが手術中の大量出血を未然に防ぐために重要であることがおわかりいただけるかと思います。

