日本代表が世界の強豪と互角に戦う場面が増え、「昔より確実にレベルが上がった」と感じるファンも多い。実際、最近の代表戦でもヨーロッパの強豪と接戦を演じるなど、その成長ぶりは数字や結果にも表れ始めている。
こうした流れの中、元日本代表の本田圭佑が自身の配信で語った“世界との差が縮まった理由”が注目を集めている。
ライブ配信では、ファンから「なぜ日本と世界の差はここまで縮まったのか?」という質問が投げかけられた。この問いに対し本田は迷いなく「これは一択ですね」と即答した。
その答えは意外にもシンプルで、「ネットの普及」だった。
本田は、かつては海外サッカーを見るだけでも限られた手段しかなく、DVDをレンタルするなど手間もコストもかかっていた時代を振り返る。しかし現在は、世界トップレベルの試合やプレーが誰でも簡単に視聴できる環境が整っている。
その結果、子どもたちや若い選手が日常的に世界最高峰のサッカーに触れられるようになり、技術や戦術の吸収スピードが格段に上がったという。
つまり、サッカーという競技そのものが“特別な知識”ではなく“共有された情報”になり、いわばコモディティ化が進んだことで、国ごとの差が自然と縮まっているという考え方だ。
さらに本田は、今後についても強い見解を示した。世界のトップ国やクラブが一方的に差を広げ続ける時代はすでに終わりつつあり、むしろ追いつかれる側に回る可能性が高いと語る。
その理由として、世界のサッカーはほぼ完全にオープン化されており、戦術やプレーの情報がリアルタイムで共有される時代になっている点を挙げた。
ここまでの話を踏まえると、本田の主張の核心は明確だ。
サッカーの強さはもはや“情報格差”では決まらない時代に入っており、むしろ誰でも同じレベルの情報にアクセスできることで、育成環境や理解スピードの差が小さくなっているということだ。
そのため本田は、「今後、ブラジルや欧州の強豪が一方的にトップに立ち続ける可能性は限りなく低い」とも語り、世界の構図そのものが変わりつつあると指摘した。
かつては遠い存在だった世界トップレベルが、今では日常的に観察できる時代。その変化こそが、日本代表の進化を後押ししている最大の要因だといえるだろう。

